風水では、鬼門に玄関や窓、水回りがあることを良しとしません。
ですが、賃貸に住んでいて、間取りを変えることができない人や、土地の都合上どうしても鬼門を避けられない人もいるはずです。
でも大丈夫。
鬼門に玄関や窓、水回りがあっても、運気の低下や不幸に見舞われないようにする工夫がありますよ。
そもそも鬼門は？
鬼門とは、中国から来た考え方。
北東の方角を鬼門、その反対側の南西の方角を裏鬼門といいます。
中国では昔、強力な敵が北東と南西にいました。
敵が攻め込んでくる危険な方角だったのです。
鬼門に玄関や窓があれば、そこから敵が侵入してきます。
また、南西の方角からは強い風が吹いてくるという地形柄、水回りをその方向に設置するのも、災害を招きかねず危険でした。
そういった理由から、北東と南西は鬼門・裏鬼門となり、今も、その危険さ・不吉さが残ったのです。
日本の間取りの特徴
一方、日本は地形柄、鬼門に玄関や窓・水回りを置く間取りが多くなっています。なぜでしょう？
ヒントは日本列島の形。ちょっと思い浮かべてみてください。
北海道から沖縄までの列島は北東から南西へ流れるような形になっていますよね。
山や川も自然と北東から南西に傾くことになります。
光を家に入れたり、水利を考えたりと、生活しやすい土地に住むとなると、自然と家も北東から南西に流れる形で建てることになるというわけです。
鬼門に玄関や窓・水回り……アウトっぽい間取りの対処法
鬼門に玄関や窓・水回りがあったとしても、必ず不吉なことが起こるわけではありません。
ですが、気になる人も多いでしょう。
そこで、ここでは具体的な鬼門除けの方法をお教えしましょう。
対処法1：祠・お札を設置する
鬼門に祠を立てたり、お札を貼ったりすることで鬼門除けとする方法です。
祠を設置するのは少し難しいですが、お札は神社などで購入できます。
対処法2：白砂利を敷く
鬼門の方角に砂利を敷くのもひとつ。
砂利を敷くことで聖域となり、鬼（いわゆる敵や不幸）の侵入を防ぎます。
対処法3：柊を飾る
柊などトゲトゲの植物には魔除けの力があります。
節分の時に、柊を玄関などに飾り、鬼を追い返すという話もあります。
対処法4：鬼門を念入りに掃除する
風水では、不潔さや片付いていないごちゃごちゃした空間には運が滞留し良くないといわれます。
鬼門に玄関や水回りがある場合、掃除は念入りに！
対処法5：置物で鬼門をカバーする
鬼門に、水晶・アメジスト・クラスターといったパワーストーンを置くのもおすすめ。
麒麟や龍のモチーフの置物もいいでしょう。
これらには、凶の運気を抑える力があります。
鬼門に玄関や水回りがあっても大丈夫。
工夫次第で、間取りの不安を解消することはできますよ。
