2人目の妊娠~出産で心配すること。それは1人目の「赤ちゃん返り」。
「もしかしたら凄いワガママになってしまうのではないか」と不安になる方も多いと思います。
でも、大丈夫です。
赤ちゃん返りは親からの言葉によって、ひどくもなるし、軽くもなります。
お兄ちゃん・お姉ちゃんの「心の闇」

実は、私自身、赤ちゃん返りをしたことがあります。今でもよく覚えています。
当時、3歳だった私は、出産のために母が入院したことに凄く不安を感じました。
生まれてから一日も離れたことのなかった母が出産のために家からいなくなったのです。
翌日、父とともに産婦人科に行きました。
そこには、小さな男の子を抱いた母の姿が。
そして周りの大人達は生まれたばかりの小さな男の子を「可愛い!可愛い!」と言い、私のことなんて誰も見向きもしてくれない。
昨日までの私がいない。
心の中に、言葉に出来ない感情が芽生え、母が昼食で出したカレーライスをひっくり返したのです(かなり叱られました)。
「周りから完全に無視をされてる」
小さいながらそう感じてしまい、面白くなかったのです。
「お姉ちゃんになったねー」と言われても納得すらできなかったのです。
上の子に言ってはいけない3つの言葉
出産、夜泣き、授乳と疲れ果てているママに更に追い打ちをかけるのが、長男・長女の赤ちゃん返り。
つい、こんなことを言っていませんか?
「もっといい子にしなさい!」
「なんで弟(妹)に優しく出来ないの!」
「赤ちゃんの世話で忙しいのわかるでしょ!」
弟・妹が生まれるまで自分が一番の世界だったのに、突然の下剋上です。
そんな戸惑いの中で大好きなママからこう言われてしまうと、子どもの心はどこにも行き場がありません。
大人のママだって2人目が生まれると自分の心をコントロールすることが難しいのに、2~3歳の子どもに「自分の立場を理解しなさい!」なんて言っても、心の底から納得することなんてできません。無理です。
ママの言葉が上の子を救う!
私が2人目を妊娠した時、赤ちゃん返りをした自分のことを思い出しました。
そして、自分と同じ思いをさせないためにも、うちの長男に対して、積極的な声掛けとスキンシップでフォローしました。
「うわー。赤ちゃん返りしてる!お兄ちゃんになってる!凄いねー」
長男にこう言うとキョトンとした顔をしていました。
長男を抱きしめると、嬉しそうにしていました。
このような声掛けとスキンシップを意識的に行うことで、上の子の気持ちは上向きになってくるのです。
子どもの赤ちゃん返りは親の心ひとつで劇的に変わります。
- これから2人目が生まれる
- まさに今、子どもの赤ちゃん返りに困っている
こんな状況にあるなら、意識的な声掛けスキンシップを是非やってみてください。