子どもを「赤ちゃん返り」から救う魔法の言葉とは?

投稿日:2021-05-28 更新日:

子どもを「赤ちゃん返り」から救う魔法の言葉とは?
2人目の妊娠~出産で心配すること。それは1人目の「赤ちゃん返り」

「もしかしたら凄いワガママになってしまうのではないか」と不安になる方も多いと思います。

でも、大丈夫です。

赤ちゃん返りは親からの言葉によって、ひどくもなるし、軽くもなります。

お兄ちゃん・お姉ちゃんの「心の闇」

子どもを「赤ちゃん返り」から救う魔法の言葉とは?

実は、私自身、赤ちゃん返りをしたことがあります。今でもよく覚えています。

当時、3歳だった私は、出産のために母が入院したことに凄く不安を感じました。

生まれてから一日も離れたことのなかった母が出産のために家からいなくなったのです。

翌日、父とともに産婦人科に行きました。

そこには、小さな男の子を抱いた母の姿が。

そして周りの大人達は生まれたばかりの小さな男の子を「可愛い!可愛い!」と言い、私のことなんて誰も見向きもしてくれない。

昨日までの私がいない。

心の中に、言葉に出来ない感情が芽生え、母が昼食で出したカレーライスをひっくり返したのです(かなり叱られました)。

「ママを取られた!」
「周りから完全に無視をされてる」

小さいながらそう感じてしまい、面白くなかったのです。

「お姉ちゃんになったねー」と言われても納得すらできなかったのです。

上の子に言ってはいけない3つの言葉

子どもを「赤ちゃん返り」から救う魔法の言葉とは?
出産、夜泣き、授乳と疲れ果てているママに更に追い打ちをかけるのが、長男・長女の赤ちゃん返り。

つい、こんなことを言っていませんか?

「お兄(姉)さんになったんでしょ!」
「もっといい子にしなさい!」
「なんで弟(妹)に優しく出来ないの!」
「赤ちゃんの世話で忙しいのわかるでしょ!」

弟・妹が生まれるまで自分が一番の世界だったのに、突然の下剋上です。

そんな戸惑いの中で大好きなママからこう言われてしまうと、子どもの心はどこにも行き場がありません。

大人のママだって2人目が生まれると自分の心をコントロールすることが難しいのに、2~3歳の子どもに「自分の立場を理解しなさい!」なんて言っても、心の底から納得することなんてできません。無理です。

ママの言葉が上の子を救う!

子どもを「赤ちゃん返り」から救う魔法の言葉とは?
私が2人目を妊娠した時、赤ちゃん返りをした自分のことを思い出しました。

そして、自分と同じ思いをさせないためにも、うちの長男に対して、積極的な声掛けスキンシップでフォローしました。

「うわー。赤ちゃん返りしてる!お兄ちゃんになってる!凄いねー」

長男にこう言うとキョトンとした顔をしていました。

「いっぱいワガママ言っていいからね。私は、泣いてる時も、怒ってる時も、笑ってる時も、どんな時も〇〇くんが大好きだからね」

長男を抱きしめると、嬉しそうにしていました。

このような声掛けとスキンシップを意識的に行うことで、上の子の気持ちは上向きになってくるのです。

子どもの赤ちゃん返りは親の心ひとつで劇的に変わります。

  • これから2人目が生まれる
  • まさに今、子どもの赤ちゃん返りに困っている

こんな状況にあるなら、意識的な声掛けスキンシップを是非やってみてください。

-ライフスタイル
-,

この記事を書いたライター
まゆみ
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。
長男の出産をきっかけに、子育て支援スタート。
女性、主婦の立場への風当たりの強さを感じながら「価値のある主婦」でありたい!と奮起。
現在は、主婦である強みを生かし、自治体や企業等とコラボ。キャリア講演、子育て講演、子育てコラムなど東京プチ田舎生活中。

関連記事

掃除やる気ズボラ

掃除のやる気が出ない…ズボラさんにオススメの掃除法

部屋が散らかっているけど、なかなか掃除をする気がおきない… しかしそのままにしておけばどんどん埃や汚れが溜まっていき、さらに部屋は汚くなっていく一方です。 そんな時はまずは掃除をするテンション・モチベ …

「褒めて育てる」で育った子は嘘つきになる?

褒めて育てる。 何年も前から耳にする機会の多い育児法です。 褒めて育てると自尊心が育ち、自信に満ち溢れ、意欲的な子どもに成長していく。 …と思うかもしれませんが、なんでもかんでも褒めて育てる育児は叱り …

大掃除に手作りアロマクレンザ・クリーナーを活用してお家をナチュラルクリーニング

暦はもう師走となり、1年の振り返りをしながら来年の目標や計画を立てている方も多いのではないでしょうか。特に2020年は誰も予測できなかった「コロナ禍」という出来事が起き、昨年とは違う行動や生活をせざる …

子どものやりきる力を育てる3つの環境づくり

子どもには色々な可能性があります。 ちょっとした言動で「もしかしたら、この子は天才なんじゃないか」と思わせてくれます。 いわば、「親バカにさせる天才」が子どもなのかもしれません。 今回の「やりきる力」 …

流産死産体験談

つらい体験をしたのはあなただけじゃない…497人が語ってくれた流産・死産の体験談

流産の頻度がどのくらいかご存知でしょうか。 日本産婦人科学会のデータによると、医療機関で確認された妊娠のうち15%が流産を経験すると言われています。この数値を見ると消して低い確率ではないことが分かりま …