元同僚と電話したときのことを描いた漫画が話題に。新型コロナウイルスで以前の職場は大変だろうと思い、元同僚にLINEをすると…。
元同僚と電話したときのことを描いた漫画「職場でコロナ以上のもの?」がSNS上で話題となっています。新型コロナウイルスで以前の職場は大変だろうと思い、元同僚にLINEをした女性。すると、すぐに電話がかかってきて「大変なことがあった」と伝えられ…という内容で「私の職場にもいました」「ある意味コロナより強烈かも」「辞めてつながりがあるっていいですね」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
以前の会社は良い職場だったが…
この漫画を描いたのは、堀内三佳(ペンネーム)さん(55)です。漫画家として活躍しており、代表作に「つなよしくん」(集英社)、「夫すごろく」(祥伝社)、「散財ぐっちゃん節約ニコタン」(竹書房)などがあります。日々の出来事を漫画にし、インスタグラムに掲載しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
堀内さん「高校卒業が迫り、友達から漫画家になることをすすめられて目指すことにしました。実際にデビューしたのは19歳で、そこからずっと描いています」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
堀内さん「以前勤めていた会社はとても良い職場だったのですが、たった1人、どうなのかしら?と思う上司がいらっしゃって、私が退職してから、ほんの数カ月の間にも問題が大きくなっていると電話で聞いて、こういうことはどこの職場でもあることなんだろうなと思って描きました」
Q.外出自粛で大きく変わったことはありますか。
堀内さん「私はもともと札幌に自宅があるのですが、昨年12月、売却するために東京から帰省して片付けをしていました。片付けを終えてから、春くらいまでには東京へ戻ろうと思っていた計画がコロナで延びて、図らずも長期帰省を満喫することになっています」
Q.堀内さんご夫婦は、ご自宅で仕事ができる環境なのでしょうか。
堀内さん「はい、夫もCGデザイナーで元から自宅勤務です」
Q.元同僚さんにはコロナ以上(?)のストレスだったのですね。電話を終えての感想は。
堀内さん「元同僚は今までにあらゆる職を経験されている方で、時給で働いているアルバイト扱いではあるものの、その職場では能力的に一番の統率力を持っているのでは?と思っています。コロナのコの字も出さないあたり、パワフルさだけが印象に残りました」
Q.今、一番ストレスになっていることは何ですか。
堀内さん「ストレスとまではいきませんが、コロナで、高齢の母が病院に行きづらい状況であるのと、東京で1人暮らしをしている長女が体調を崩したりすると心配になります。いずれも心の持ちようだと思いますので、勉強中の祝詞(のりと)を聞いたり、奏上してはらったりしています!」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
堀内さん「デリケートな内容の投稿にしては、皆さん寛容に受け止めてくださったのでは??と思っております」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
堀内さん「ブログをジャンル分けして描く(もしくは文で書く)ことをやってみたいなと思っています。あとは、はんこを掘って版画の幼児絵本を作ってみたいです!」
(オトナンサー編集部)
【漫画】本編を読む