神社やお寺などにお参りへ行くと頂ける御朱印。
御朱印帳もいろんなデザイン・サイズのものが売られるようになり、趣味として御朱印を集める人も多くなってきました。
御朱印集めを趣味いしている女性を御朱印ガールなんて呼んだりもしますよね。
そんな、女性を中心に大人気の御朱印集めですが、その頂き方にはマナーがことをご存じでしょうか?
御朱印を書いてくださる神社・お寺の方々も、御朱印をいただく私たち参拝者も、お互いが気持ちよくやり取りをするためにマナーを知っておくといいでしょう。
御朱印は“証明書”
そもそも御朱印は、お経を書き写して納めた証として渡されていたもの。
現在は、写経をしなくても御朱印をいただくことはできますが、寺社仏閣でお参りをした証としていただくということになっています。
観光地で気軽に押すことができるスタンプのような気持ちで御朱印を集めるのは、そもそもの御朱印の意味に反した行動といえます。
御朱印を頂きたいならまずは下調べ&下準備
場所によっては、御朱印を書いていないところもあります。
また、御朱印は「御朱印帳」に書いてもらうことになります。
あらかじめ紙に書かれた御朱印をくださるところもありますが、基本は、参拝者が御朱印帳を持っていくのがマナーです。
御朱印を頂く前に参拝を済ませよう
参拝の証としての御朱印ですから、頂くのは参拝をした後です。
神社・お寺についたら、まずは参拝しましょう。
実際、先に御朱印帳をわたして置き、参拝後に受け取るという形をとっている場所もあります。
御朱印帳は書いて頂きたいページを開いて渡そう
御朱印帳にビニールのカバーを付けている人も多くいますが、カバーが付いたままだと書きにくいそうです。
渡す際にビニールのカバーは取り外すといいでしょう。
御朱印を書いて頂く間は静かにするのがマナー
御朱印を書いていただく間は、静かに待ちましょう。
SNSにアップしたいから、と、書いているシーンを撮影することも避けたいところ。
書いてくださる様子を見るとわかりますが、一筆ずつ丁寧に書いてくださいます。
雑談、スマホの操作は控えるのがマナーです。
御朱印を頂いたお礼&初穂料で感謝の気持ちを
心のこもった御朱印を頂いたら、お礼をしっかりと伝えましょう。
また、御朱印代(初穂料)も忘れずに。
場所によっては、具体的な金額ではなく「お気持ちで」といわれることもあります。
現在、御朱印を頂く相場は300~500円ですから、小銭を用意していきましょう。
五千円札や一万円札などで払ってお釣りをもらうのは、マナー違反と思っておいたほうがいいでしょう。
御朱印を頂く受付時間は厳守&心遣いも
「仕事終わりに参拝して、御朱印をもらおう♪」……そう考えている人はちょっと気をつけて。
神社やお寺は、夕方には閉門してしまうところが多いです。
御朱印をいただく場所の社務所なども閉まってしまいます。
閉まったあとに「どうしても欲しいんです!」といって無理強いすることは、もちろんマナー違反です。
また、お昼時は、神職の方もお昼休みを取りたいはず。
仕事でも、お昼の時間帯にはなるべく電話をかけないなど、気遣いのマナーがありますが、御朱印をいただく際も、そういった気遣いを忘れないようにするといいでしょう。
マナーといっても、特別難しいことは何もありません。
心静かにお参りをし、その証として御朱印をいただいてみましょう!