世界が突然混乱の渦に巻き込まれた2020年。それと同時に人々のライフスタイルも大きく変わりました。毎日の通勤からリモートワークに変わり、飲食も自宅で済ます習慣が増えてきました。人々が自宅で過ごす時間が格段に増え、今までアクティブに行動をしていた人にとっては過ごし方や時間の活用の仕方に悩んでしまうことも多いはず。
「一体いつになったら落ち着くんだろう・・・」と、お部屋の中で考えて不安になっている時間を開運のチャンスに変えてみませんか?
開運への第一歩は、自分の居場所を清浄にすることから始まります。
今回はお家にいる時間でできるよい運気を呼び込むお掃除術をご紹介します。
そもそも「開運」とは一体何なの?
巷で言われている「開運」のイメージは、運気が上がることで財運や恋愛運が良くなるという認識ですが、これは半分正しくて半分間違った解釈になります。
運命学上の視点で言う開運とは、シンプルに言うと「幸運になること」です。
開運術の格言の中に、「1に宿命、2に運、3に風水、4に積陰徳、5に読書」というものがあります。この5つを受け入れ、そして実践をして初めて開運すると言われています。
この格言の中の3番目に当たる「風水」と関連が深いのがお部屋の掃除になります。風水を行うと、自分自身が持っている運を早めることができたり、運を最大限に活かすことができます。
実際の生活の中で習慣にしやすい開運術が掃除ですので、まずはこの3番目を実践してみると、その他の4つの項目にも向き合うことができると思います。
風水効果アップの掃除術とは?
占い師として掃除の開運術をご提案する際によく聞かれるのが、「掃除をする際に手順や作法はあるのか」ということです。
こちらに関しては特に定められたものはありません。曜日別に決められているとか、この場所をやったたら次はこの場所をやるという順番を守る必要があるなどの強制的なものではないからです。
ご自身がその時やりたいと思った場所を掃除することの方が大切です。
「上から下」さえ守れば掃除の手順は自由
しかし、1つだけ守っていただきたいのが、必ず「上から下(天から地)の方向」で掃除をすることです。
それ以外のものとして、例えば家具の移動やインテリアの配置を変える場合は「動かす」行為となり、長い期間同じ場所に置かれていたものを動かすということは、その場の気を動かすことと同じことになります。
その場合、物を動かす日取りや方位を確認した上で行う必要があるので注意が必要です。
トイレ掃除で開運するってホントなの?
巷で最も知られているのが、「トイレ掃除をすれば開運する」というものです。
元々、トイレは「御不浄」と呼ばれ、母屋から離れた場所に建てられていました。そして現代では家の中に設置されていることもあり、風水学上ではどの方位にあったとしても凶とされています。
トイレ自体を綺麗にすることはもちろん良いことですし、開運する・しないを置いておいたとしても、日常的に掃除をされている方が多いかと思います。
では、実際にトイレ掃除をしたら運が良くなるのかという視点で見ますと、例えばお店などの人がたくさん集まる場所に設置されているトイレは徹底的に綺麗に磨くと繁盛する法則はあります。
では、個人宅のトイレを綺麗にしても開運しないのか?と思われがちですが、決してそうではありません。
人が無性にトイレを掃除する時というのは、人間関係に迷っていたり、抑圧をされていて不自由さを感じている時です。
つまり、「自由になりたい」という望みを持った時にこの行動を取りやすいのです。
つまり、違った意味で今の環境をどうにか変える方法はないだろうかという「気持ちの変化」が起きているというお知らせです。これも開運のうちの一つになります。
水場というのは「人が集る(たかる)」場所と言われていて、人間関係に関わる象徴があります。トイレ掃除をする行為は、その人のその時の状況や場所によって意味がかなり違います。
ですが、どのパターンでも開運術であることに違いはないということが真相です。
お部屋に空間を作って運が入り込める隙を作る
開運というのは、1日やればどうにかなるものではありません。
それと同じく、開運掃除も1日で一気にやればいいことが起きるということではなく、自分のできる範囲で少しずつ行うことの方が大切です。
むしろ自分自身が心地よいと感じる程度のところまで行った方が運も逃げて行かないとも言われています。
在宅時間が長い今だからこそできる開運お掃除で空間を作って吉を呼ぶと同時に、自分自身の心の整理整頓をして、新しい未来を築ける第一歩になるかもしれないという気軽な気持ちでやってみると良いでしょう。