
「セックスはしたいけど、旦那としたくない。」そんな妻の言葉を聞いた夫はショックですよね。
妻がそのように思う理由は?セックスレスの原因は一体何なのでしょうか。
姉妹サイト「ママニティ」の読者からの体や心、夫婦問題、お金、くらしのことなど日頃の「気がかり」を解決するコーナーからお悩みをピックアップしました。
専門家やその道のプロが、問題を解決します。
今回はラブライフアドバイザー オリビアさんにご回答頂きました。
ご相談内容はこちら!
Q.妻がママ友に「SEXはしたいけど、旦那としたくない。気持ち悪い。」と…

妻や子どもとも仲良く暮らしています。
しかし先日、妻がママ友に「セックスはしたいけど、旦那としたくない。気持ち悪い。」と話しているのを聞いてしまいました。
ここ数年、確かに夜の営みはなかったのですが、そんな風に思われていたことにショックを隠しきれず…。
自分なりに身なりも清潔にしているつもりですし、出来る限り家事もサポートしているつもりで、何か不満なのかわかりません。
【セックスレスの原因】男性が気づかない妻の不満

奥様の「旦那とはしたくない発言」は、ショックですよね。
普段は夫婦仲もよいということなので、余計に戸惑ってしまうでしょう。
妻が夫に生理的に嫌悪感を抱いてしまうきっかけは、産後に作られることが多いのです。
産後の女性は、慣れない育児による睡眠不足やストレス、女性ホルモンの作用で、一時的に性欲が落ち、夫よりも子供最優先モードになっていきます。
この時期に、夫の家事や育児への非協力的な態度や夫の自分本位なセックスに落胆し、男として尊敬できなくなり、だんだん性の対象としても見れなくなっていきます。
ご相談者様は、「出来る限り」家事をサポートされているということで、奥様に寄り添っているとは思うのですが、男性が「十分やっている」と思う認識と女性が理想とする行動には大きな開きがあります。
もしかしたら、ご相談者様の気づかないところで、奥様は産後クライシスに陥り、そこから溝が深まったまま現在に至っているのかもしれません。
【セックスレスの改善】夫婦に以心伝心はない。お互いにもっと関心を持つ

身なりも清潔にし、家事も協力しているのに、何が不満か?
それは、奥様にしかわかりません。
ここ数年間セックスレスということですが、セックスレス状態であることに対しては、お二人とも改善する努力はされなかったのでしょうか?
言葉がキツイですが、夫婦仲がよいと思っていた奥様に「気持ち悪い」とまで言われてしまうご相談者様は、奥様の女心に鈍感なのかもしれません。
長年連れ添っていても、男女の認識の違いから夫婦間での「以心伝心」は難しいのです。
今一度、奥様に対して、もっと感心を向けてみてください。
・「愛してる」「ありがとう」「ごめんなさい」を言葉にして伝えていますか?
・キスする、ハグする、マッサージするなどスキンシップはありますか?
・子どものお母さんではなく、妻として、女性として見ていますか?
・奥様が一人で過ごす時間を作ってあげていますか?
大事なことは、言葉とスキンシップでの思いやりのあるコミュニケーションです。
奥様の気持ちを挽回するのは時間がかかると思いますが、気を落としすぎずに、前向きに、昼も夜も仲良しな夫婦を目指してくださいね。

OLIVIA(オリビア)
ラブライフアドバイザー。アロマセラピスト。
1980年生まれ。学生時代に「女性のマスターベーション」をテーマに卒業論文を執筆。
2007年より性に関する総合アドバイザーとして活動開始。日本のみならず海外での講演やテレビ・ラジオ出演、書籍出版、スクール運営など、多方面で「女性が幸せになるためのセックス」の情報発信と次世代のラブライフアドバイザーの養成を行っている。
有名女性誌や週刊誌にも多数取り上げられ、SEX特集には欠かせない性のオピニオンリーダーとなっている。
近著に「愛され女子は知っている 世界でいちばん幸せなおうちセックス」(マガジンハウス)「誰も教えてくれなかった!飽きないセックス」(KADOKAWA)、「最高に気持ちがいい!感じるセックス、飽きないセックス」(実業之日本社)など。