いい人仮面を捨てる!? 心をラクにする本『「いい人」をやめれば人生はうまくいく』

投稿日:2021-05-08 更新日:


赤羽の書店さんにお話をうかがいました!

本書を手にとったあなたは、きっと「いい人」なのだと思います。

ここで言う「いい人」とは、他人に嫌われないよう、万人に好かれるように行動する人です。もちろんそれは誰でも持っている自然な欲求と行動であり、人から嫌われないことは平穏な生活を送るうえでも大切なことです。

しかし、その欲求が強すぎると、逆に自分の人生を追い詰める、そんな生き方になってしまいます。(本書、まえがきより)

こうした書き出しから始まるのが、『「いい人」をやめれば人生はうまくいく』(午堂登紀雄:著/日本実業出版社:刊)です。

昨年末の発売から売れ続け、読者のみなさまから「頑張りすぎていたことに、気づきました」「肩の力を抜いてラクに生きる方法がわかった」「すぐにいい人をやめることはできないけれど、自分を変えるきっかけになりました」といった感想をいただいています。

「どんな人がこの書籍を手にとってくれているのだろう?」「もしかして、いい人でいることに疲れている人って多いの?」こんな疑問をもった私は実際に書店へ足を運び、お話をうかがってきました! (文:日本実業出版社 桑田)

地元に愛される書店が赤羽にはあります。

平日の昼間、フロア全体に思い思いに本を選ぶお客様が発する心地よいざわめきが広がっていた文教堂書店赤羽店。

今回、同店のビジネス書担当・内田良憲さんにお話をうかがいました。

ベテランのビジネス書担当、内田さん

―平日でもたくさんのお客様がいらっしゃいますが、客層はどのような感じでしょうか?

全体的に年齢層が高めです。ただし、休日にはファミリー層や学生さんも増えますし、ビジネス書フロアは比較的若い人が多いですね。

また、もともと地元のお客様が多い店ではありますが、最近はテレビで赤羽という街が紹介されることが増えて、ある意味ミーハーなお客様もいらっしゃいます(笑)。そんなお客様にも喜んでいただけるような、この街の魅力を特集した雑誌や本なども展開しています。

―なるほど。赤羽という街の面白さに惹かれていらっしゃるお客様も多そうですね。やっぱり、テレビは影響力がありますね。内田さんはビジネス書を担当されて長いんですか?

13年ぐらいですね。途中、他ジャンルの担当になっていた時期もありましたが、もともとバイト時代にビジネス書を手伝い始めて、そのまま今に至った感じです。

―じゃあ、もうビジネス書のことはなんでも知ってますね!

そんなことないですよ(笑)。店の中にずっと居ると、どうしても視野が狭くなってしまいます。なので、色々なお店を回られている出版社の営業の方の情報を、頼みにしています。売れないと思っていた書籍も、提案やアドバイスをいただき、売り方を変えてみると売れ出したということもよくあります。

「いい人をやめる」というワードが手に取らせるのかも

―弊社の書籍『「いい人」をやめれば人生はうまくいく』(以下、『いい人』)を今、大きく展開してくださっていますね。売行きはどうですか?

売行きはいいですよ。20~40代の幅広い年代の方が買われているようです。この本を求めて来たというよりも、ぶらぶらと店内をみて、ふとタイトルに心惹かれて手にとった、というお客さんが多いように感じます。バリバリの仕事モードではなく、少しオフになっているときに気になる書籍なのかもしれません。

私も少し読ませていただいたのですが、目次が特徴的ですよね。たとえば「『愛想笑い』をやめられない人は○○、やめられた人は○○」というように、やめられない人とやめられた人を対比し、生き方がどう変わるのかを含めて書かれています。他にも似たようなテーマの本はあると思うのですが、その部分が他の本とは違うなと思いました。

また、僕自身はそれほどいい人ではないですが(笑)、お金に関しての章が面白かったです。人付き合いだけではなく、お金との付き合い方にも「いい人」をやめることが関係してくるというのが新しいですよね。章ごとに人間関係・対話・常識・お金・恋愛などにテーマが分かれていて、幅広く言及されているなと感じました。

この手のテーマって、心理学の方に流れてしまいがちなんですが、きちんとビジネスパーソンに向けて書かれているので、迷うことなくビジネス書の棚に置けました。

出版社の本作りと、読者の望むものが、しっかりと合致すればヒットがでるはず。

―他の本のこともうかがいます。ビジネス書で、いまこれが売れているという本はありますか?

「今はこれ!」というのは、正直ないですね(汗)。最近、ビジネス書のランキングはほとんど変わっていないです。新しいテーマが今のところまだ発掘されていない気がしますね。書店の売り場もそうですが、出版社さんも今が頑張りどきかなと……。

―内田さんご自身は、今どんな本をお店に置きたいですか?

そうですね。今はちょっと、ビジネスコミックや入門書が増えすぎかなという気がします。各出版社さん、間口の広い入門書を一生懸命作っていらっしゃいますが、その次のレベルのものが作られていません。この店の棚も基本書は並んでいるけど、次に読むべき専門書が少なくなってしまっているんですよね。

読みやすさや、見やすさのみをアピールしすぎかもしれません。少し前にピケティの『21世紀の資本』(みすず書房刊)が売れたように、「もう一歩高いレベルの本を読みたい」という読者の欲求もあるのではないでしょうか。

入り口はいっぱいあるので、その次が必要なのかな。お客さんも物足りなさを感じていると思うんですよね。
毎日、たくさんの本が出版されるけれど……
―大変参考になります。弊社の書籍で、印象に残っている本はありますか?

日実さんの実務書はいいものが揃っていますよね。たとえば、『経理部長が新人のために書いた経理の仕事がわかる本』。経理の仕事についた新入社員向けの書籍ですが、実務のさわりだけではなく、入社1年目でマスターすべき仕事の内容をきちんと網羅していて、何度も読み返す必携ガイドブックのようでした。

この本のような、読者の「知りたい」にきちんと答え、役立つものだと長い間売れますよね。

最近ですと『そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?』で、数学的思考を使った「考え方のコツ」を解説と豊富な図表で丁寧に書かれていたのが印象的です。

『そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?』(深沢真太郎:著)

―ありがとうございます。ご期待に沿えるよう頑張ります。

いえいえ、私も日々、限りあるスペースと時間の中で、どこにどのように書籍を置いたら、お客さんに届けられるのかを試行錯誤しています。並べる場所を変えることで、違う年齢層や性別の人の目にとまり、新しい流れができるということもあるので、時には「書店員のカン」で可能性にかける場合もあります。

まだまだですが、長年の経験が少しは売り場作りに活かせているのかなと思います。終わりのない仕事ですが、これからも素敵な書籍をお客様にお届けできるように頑張りますね。『いい人』も、まだまだ展開しますよ!

文教堂書店 赤羽店(ブックストア談)
営業時間
10:00~21:00

〒115-0045
東京都北区赤羽1-7-9
赤羽第一葉山ビル メッツ1・2階
TEL 03-5249-2601

書籍引用:「いい人」をやめれば人生はうまくいく 著者:午堂登紀雄 価格:¥1,540(税込)
記事提供:日本実業出版社

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