「孤独に耐えられない人」に共通する3つの特徴

投稿日:2021-02-06 更新日:


常にSNSを気にしていて、誰かとつながっていないと不安になったりしていませんか?
友達や同僚からの視線を意識しすぎて、本音をいうのを我慢していませんか?
自分の判断に責任を持つことを放棄して、いつも他人に判断を委ねていませんか?

今、もし「生きづらい」と感じているならば、ひとりで自分と向き合うことが必要かもしれません。

「生きづらい……」その原因とは?

投資コンサルタントでありながら著述家としても知られる午堂登紀雄さんは、世の中の多くの人は、人とのつながりを重視するあまりに「孤独」や「ぼっち」という言葉の意味をネガティブに捉え過ぎている、といいます。

孤独を過剰に怖れる人は、ひとりでいるところを見られまい、知られまいとします。しかしそうした行動は、自分と合わない人と無理にでも付き合い、本当の自分を隠し我慢して生きることにつながります。いずれ人間関係に疲れ、行き詰ってしまう人も少なくありません。

一方で、誰にも寄りかからず、自分の意志を主軸に置きながら、自己責任で生きようという姿勢を持っている人もいます。彼らは社会の中で人と関わりながらも、ひとりでいることも怖れません。みんなでいてもたのしいけれど、ひとりでもたのしい。無理をして周囲に合わせず、自分らしく生きている。

こうした力を、午堂さんは「孤独力」と呼びます。

普通、孤独というと「寂しい」「常にひとり」「人付き合いを避ける」といったイメージがありますが、午堂さんの考える孤独はまったく違います。孤独をたのしむ力、「孤独力」は人間が精神的に成熟するためのポジティブな力だといいます。

では、「孤独力」が高い人とそうでない人の違いはどこに出てくるのでしょうか。午堂さんの著書『人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力』からご紹介しましょう。カギは、「自分との対話=内省」です。

孤独力が低い人は「いつも誰かと一緒にいる」。高い人は「一人の時間を持つ」

孤独を怖れるあまりいつも誰かと一緒にいる人は、自分を抑えて他人に合わせようとするために、周囲の意見や感情に流されやすく、自分で物事を判断することができなくなってきます。いずれ自分の意志で行動している実感を持てなくなり、ひいては人間関係に疲れ、生きづらさを感じるようになります。

また、些細な問題を「大問題だ」と感じたり、普通の人が「1」つらいと思うことを「10」つらいと思ったりするのも、孤独を怖れる人の傾向です。ちょっとしたトラブルを大げさに考えて「大変だ!」「どうしよう!」と大騒ぎしてしまうのです。

一方、孤独力の高い人は、他人に影響されず、すべて自分自身の判断で行動します。また、自分の身の回りで起こることをある程度予想できるので、トラブルの際にも落ち着いて対処できます。

両者の違いはどこにあるのでしょうか。それは、たったひとりで自分と対話する時間、つまり「内省」に時間を費やしているかどうかにあります。午堂さんによると、内省とは「自分の価値観を受け入れ、それをベースに経験を振り返って分析し、思考体系と行動体系を軌道修正し、自らを成長させていく、高度に知的な作業」です。

孤独力の高い人は、内省によって自分自身を客観的に見つめ、「自分は一体どういう人間なのか?」「進んでいる方向は間違いないのか?」「何が好きで何が嫌いなのか?」といったことを把握しているために、自分の行動をコントロールできるのです。

内省の第一歩は、「出来事→感情→思考→行動→結果」というサイクルを意識することです。何があってもいきなり行動するのではなく、いったん自分の感情を受け止め、思考に落とす。そして、どんな行動がどんな結果につながるのかを想像したうえで行動に移すのです。

こうした作業が習慣になると、周囲からの同調圧力や一時の感情に流されて自分を見失うことがなくなります。また、ありのままの自分を知ることができ、状況に応じた自分なりの合理的な振る舞いがわかるので、判断に迷わなくなるでしょう。

孤独力が低い人は「他人のせいにする」。高い人は「自己責任」

世の中や出来事に対する不平不満を口にすることが多い人は、どこか人任せです。このような人たちも孤独力が低いといえます。自分と向き合わずひとりで物事を考え抜く習慣がないために他人の言いなりになる。そして結果が悪いほうに出ると、他人のせいにするのです。

反対に、孤独力が高い人は他人からの制約を受けず、すべて自分で判断して自由に行動します。たとえ失敗しても、他人のせいになどせず、責任をすべて自分で引き受ける覚悟を持っています。自己責任意識があるからこそ、自由を謳歌できるのです。

逆にいえば、自己責任意識を持たない人は自由になれない、といえるかもしれません。

日本では「すべてを自己責任論で片づけるのは良くない」という論調が主流ですが、そのような精神性を持っていると、誰かに依存しなければ生きていけず、永遠に弱者のままだと午堂さんは反論します。

たとえば、IR(統合リゾート)法案に対して「ギャンブル依存症が増えたらどうするんだ」という意見があります。しかし、ギャンブルにお金を使うのは本人であり、強要されたわけではありません。依存症になったとしても、本来は誰のせいにもできないはずです。

弱者から抜け出し自由や成功を手に入れるには、まず、すべてが自己責任であると捉えましょう。誰かのせいにすることは、今の自分を正当化しているだけです。今の状況の責任は全て自分にあると考え、自分自身と向き合うことで、本当にすべきことが分かるはずです。

孤独力が低い人は「逃げる」。高い人は「つらさと向き合う」

つらい感情は誰しも味わいたくないものです。たとえばつらい失恋をしたとき、自分の感情と向き合うことを避け、誰かとどんちゃん騒ぎをして忘れようとする。ヤケ酒やヤケ食いに走る。しかしこれは、臭いものにフタをするのと同じで、自分をごまかして見て見ぬふりをしているだけです。

悲しみや痛みは、それを受け入れ乗り越えた人に人間的な魅力や深みを与えます。乗り越えた自信が表情や言動ににじみ出るからです。つらい感情から逃げてごまかし続ける人に、人間的魅力はありません。

内省の方法のひとつに「内観」があります。これは、自分の「内」なる心の動きや感情を、文字通り「観察する」ことです。たとえば失恋してつらいとき、その感情をごまかさずに向き合うのです。

たのしかった過去を忘れようとせずに、思い出をたどる。つらい感情が何度も湧き上がってきても、ひとり向き合う。そのうちに冷静な自分、たとえば「自分はあの人を大事だと思っていたけど、相手にとっては自分は大事ではなかった。それは悲しいことだけどあの人はあの人で生きていくのだし、自分は自分で生きていくしかないんだ」と考えられる自分が顔を出すようになるでしょう。

その結果、悲しみを乗り越え新しい一歩を踏み出せるようになる。このプロセスを経なければ、いつまでもつらい過去に囚われて、身動きが取れない人生を生きることになってしまいます。

午堂さんはまた、「つらい感情」を受け止めるときに、大事なことがあるといいます。

それは、自分を否定しないこと。「自分はダメなんだ」「こんな自分ではいけない」などと自分を否定しようとすると、かえって自分を追い詰めることになります。客観的に自分自身を見る内省という作業は、ここでも大切です。「出来事→感情→思考→行動→結果」を意識し、自分の素直な声と向き合いましょう。


ひとりきりで自問自答する時間は、自立し、自由に生きるための大切なものです。SNSによって他人とつながっている時間が長い人ほど、すぐにでも「内省」をはじめてみてはいかがでしょうか。思いがけないほどの自由を、感じることができるかもしれません。

書籍引用:人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力
著者:午堂登紀雄 価格:¥1,540(税込)
記事提供:日本実業出版社

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