シャワーじゃダメ! 「冷え性」によく効く入浴法とは

投稿日:2018-07-15 更新日:

女性にとっての大敵と言える「冷え性」。体が冷えるとさまざまな不調につながるため、普段からしっかりとした対策が必要です。今回は、冷え性の改善に役立つ入浴法をご紹介します。

冷え性改善に効果的な入浴法とは

突然ですが、「冷え性」でお悩みではありませんか。女性にとっては、冷え性は大敵。冷えは体のさまざまな不調にもつながるため、しっかりとした対策が必要になります。

そこでオトナンサー編集部では、冷え性の改善に効果的な入浴法について、医師の尾西芳子さんに聞きました。

心臓や脳の血流を守るメカニズム

尾西さんによると、ひと口に冷え性といってもさまざまな原因やタイプがあります。

まず、冷え性の基本は「全身の隅々まで血流が巡っていない状態」です。血行が悪くなるのは、人間には、体が冷えると心臓や脳など重要な臓器の血流を守るために、手足の先の血管を締めて、末端の血流を減らすメカニズムがあるためです。その分、心臓や脳に行く血流が確保されるというわけです。

続いて冷え性のタイプです。

手足の先が冷える「末梢型」の冷え性は、女性によく見られます。ほかにも、ダイエット中で熱の源となるエネルギーが不足してしまう「エネルギー不足型」や、運動不足が原因で、熱を発生させる筋肉が少ない「運動不足型」(女性は男性よりも筋肉量が少ないため、このタイプの冷え性にもなりやすい)、体を冷やす水分が多い「むくみ型」などがあります。

むくみ型に関して、女性は元々、ホルモンの関係でむくみやすいといいますが、塩分の多い食事をすることで、むくみはさらに悪化してしまいます。

入浴後に体温が逃げるのを防ごう

それでは、体を温めるのに効果的な入浴法はどのようなものでしょうか。

尾西さんによると、お風呂はシャワーだけという人は注意が必要です。「冷え性の人は1日1回、お風呂にしっかりと浸かって体の隅々に血流を届けましょう」。ただし、急に熱いお風呂に入ると、血管が驚いて「キュッ」と締まってしまうため逆効果。39~40度ほどのお湯で、じんわりと汗をかくまで温まるとよいそうです。

また、ソルト(食塩でも可)や炭酸成分の入った入浴剤には、体を温める効果やお風呂を出た後の保温効果があります。

最後に、お風呂を出た後の対策について聞きました。

「せっかく温まっても、就寝までに冷えてしまっては意味がありません。水分は蒸発する際に熱を奪ってしまうため、まずはしっかり体を乾かすことが大切です。特に冷えやすいのが首、手首、足首。靴下を履いたり、乾いたタオルを首に巻いたりして体温が逃げるのを防ぎましょう」(尾西さん)

 

(オトナンサー編集部)


ライター:尾西芳子(おにし・よしこ)
産婦人科医(日本産科婦人科学会会員、日本女性医学学会会員、日本産婦人科乳腺学会会員)
2005年神戸大学国際文化学部卒業、山口大学医学部学士編入学。2009年山口大学医学部卒業。東京慈恵会医科大学附属病院研修医、日本赤十字社医療センター産婦人科、済生会中津病院産婦人科などを経て、現在は高輪台レディースクリニック副医院長。「どんな小さな不調でも相談に来てほしい」と、女性のすべての悩みに答えられるかかりつけ医を目指している。産科・婦人科医の立場から、働く女性や管理職の男性に向けた企業研修を行っているほか、モデル経験があり、美と健康に関する知識も豊富。オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/yoshiko-onishi/)。

 

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