子育て 心のケア

大好き、可愛いと言われたことがなかった…記憶の中の母はいつも「のっぺらぼう」

投稿日:2018-07-29 更新日:

大好き、可愛いと言われたことがなかった…記憶の中の母はいつも「のっぺらぼう」
子育てしていると、自分が子どもの頃のことをよく思い出します。
筆者は、母から「大好きだよ」「可愛いね」などと言われたことがなく、母に褒められた記憶はほとんどありません。
優しくて一生懸命家事をする真面目な人でしたが、母を思い出そうとすると、いつも家事ばかりしていたので表情がよくわからず、顔の辺りがぼんやりとした「のっぺらぼう」なんです。

そのせいだけではないと思いますが、私は昔から自己肯定感が低く、自分の性格もよくわからず、心が混乱。自分の良い点は一つも言えませんでした。

ふと今我が子を見ていると、幼い頃の自分と重なり、急に当時の気持ちになって、母に言ってほしかったことに気づきます。皆さんもそんな経験ありますか?

「のっぺらぼう」は時代も家庭環境も影響している

大好き、可愛いと言われたことがなかった…記憶の中の母はいつも「のっぺらぼう」

そんな母に、あまり肯定的な言葉をかけてもらえなかったことについて、考えました。

時代は遡りますが、母の両親は明治・大正生まれ。戦後すぐに生まれた母が子どもの頃は、家族が生きていくのに精一杯でした。ただ食べていくのに必死で、コミュニケーションがどうのとか、伝え方とか、自己肯定感とか、考えることもなかったと推測します。

そんな中、母自身もまた、大好きとか、可愛いとか、褒め言葉などを言われないまま大人になり、現在のように本やネットで子育て情報を得ることもなく、ひたすら家事と育児をしてきました。

それが当たり前だったし、正しかったと母は思っていると思います。

子育てしてやっと気がついた母の気持ち

大好き、可愛いと言われたことがなかった…記憶の中の母はいつも「のっぺらぼう」
我が子は、とてつもなく可愛い存在ですよね。
子どもが夢中で食べている時、一生懸命歌っている時、無邪気に踊っている時、笑顔で走っている時、スヤスヤ寝ている時…。つい目を細めて眺めてしまいます。

そんな微笑ましいひとときに、母が頭によぎって気持ちが交錯しました。
『あ・・・母も私が子どもの頃、こんな風に私を見ていたのかな? 言葉にしなかっただけで、こんな温かい気持ちで見守っていてくれたのかな?』と、初めて気づきました。

私に素直な気持ちや特別なことは何も言ってくれなかったけど、悪気はなかったのです。長い年月を経てようやく気持ちが伝わってきたのは、子どもたちのお陰です。

大好き、可愛いと言われたことがなかった…記憶の中の母はいつも「のっぺらぼう」

それからは、息子と娘を見るたびに「私もこんなに可愛かったんだなぁ」と、自画自賛(笑)。
二人には、毎日ごく自然に「可愛いね」「大好き」と言っています。

「毒母」というほどでなくても、母親との関係を思い起こしながら子育てをすると、心の片隅にいる子どもの頃の自分、ちょっぴり傷ついたり満たされない自分を癒すヒントや、母親の想いに気づくことができるかもしれません。

<参考>
AERA.dot、産経ニュース、女性の美学


カサンド蘭子
7歳男児、3歳女児、44歳夫と4人家族で、育児・家事に翻弄される毎日。13年勤めた会社を退職後、現在は月刊誌の取材・執筆・撮影に携わる。一方で子供に関わる社会問題にも関心を寄せる。好きな食べ物はマカロン。


青木泉蓉あおきせんよう無料占い結婚運命

-子育て, 心のケア

関連記事

日曜夕方からブルー。子どもが「サザエさん症候群」になってしまったら

日曜夕方からブルー。子どもが「サザエさん症候群」になってしまったら

休日の終わりが刻々と近づく日曜夕方。 「やったあ!月曜日ワクワクするなー!」という方はいますか? 大抵は「あーまた月曜日が始まる…仕事かぁ」と憂鬱になる人が多く、筆者の元同僚は日曜の昼から気持ちが沈ん …

本当?ダメ親のほうが子どもを成長させる?

可愛い我が子が生まれ「良い母になろう!」と努力をしてきました。 子どもにとって良い母でありたい。 その思いから子ども達のために日々愛情を注いできました。 私が思う「良い母」像とは 片付け上手 料理上手 …

小さい子どもを飽きさせない!外食時の待ち時間は「おしぼりアート」♪

子どもと外食した時、間が持たないという経験をほとんどの家族が感じていることだと思います。 特に小さい子は『何故そうするか』が、まだまだ理解出来ないので、 歩きたい。 椅子に立ちたい。 外に出たい。 な …

男女の発達の違い男の子叱り方

子どもの遊びに潜む危険…安全に体験させる方法とは?

最近は、自由に遊びたいだけ遊ぶ子どもが減ったような気がします。 公園を出ればスグ道路。昔のように自由に遊べる田んぼや空き地は減少。 子ども達を見守る地域の人との繋がりも減少。 そして遊び方も変化してい …

【子育て】子供を叩かない3つの極意とは?

しつけのため? 言うことを聞かないから? 頭をポンと軽く叩くものから、お尻をピシャっと叩くものまで、子供を叩くことが子育ての一部になっているというママが少なくありません。 一方で、育児支援の世界的なモ …