真っ暗なトンネルの中をずっと歩いている気がする。
頭の中にこの言葉が浮かんだのは長男が生まれて3か月たった頃でした。
私は日々の疲れと、睡眠不足と、精神的ストレスで限界にきていました。
長男は本当よく泣く子でした。
一日中泣いていました。
抱っこして、座ると泣き、寝かすと泣き、音がすると泣き、夜は1~2時間おきに泣き、まとまって昼寝をしても40分程度、その間に、音をひそめて晩御飯の準備をする。
こんな毎日を過ごしていたある日には、子どもではなく私が泣きながら市の育児相談に電話をしたこともありました。
先の<見えない不安と孤独感で疲れ果てていたのです。
初めての子育ての苦悩を誰もわかってくれない
「子どもと毎日一緒に昼寝してるだけでしょ?」
「毎日何をしているの?」周りの人が言います。
誰もわかってくれない。
誰もわかってくれない。
確かに、子どもを産み育てることは社会にとって必要だと思うのですが、一日中子ども中心の生活は、自由な時間があるように見えて自由な時間がない。
主人にお願いすることも出来たかもしれませんが、働いている主人にお願いすることに対して罪悪感がありました。
初めての子育てで私は何に苦しんでいた?
私なりに苦しんだ理由を考えてみました。
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自分の自由な時間がない
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達成感がない
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子育てを離れる時間を作る罪悪感
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友達や社会からの疎外感
物的ストレスと精神的ストレスです。
結果として私はこれらの苦しみを乗り越えることができました。
どうやって乗り越えたか?
そこには家族の協力がありました。
子育ては夫婦で協力する
ずっと自分で抱えていた不安を主人話をしてみました。
最初は理解して貰えなかったのですが、ある日、私が友人の結婚式に参加するために主人と子どもが二人きりになる日がありました。
自信満々な笑顔で送り出してくれた主人でしたが、外出後20分で「泣き止まない」とメールが届き、その後も何通かメールが。
急いで家に帰ると、泣き疲れた息子とゲッソリした主人が…。
たった半日のことでしたが、それから主人は変わりました。
1か月に1日ですが、私の自由な時間を作ってくれると約束をしてくれました。
実際は、1日すべてが自由になることはありませんでしたが、子育ての大変さを理解してくれる人が傍にいてくれるだけで私の心は軽くなりました。
そして「子育ては一人で抱えるものではない」と実感したのです。
凄く簡単に書きましたが、子育ては本当に大変です。
人ひとりを育てるのは大仕事です。
そのママたちの心の声に周囲が耳を傾け理解するだけで救われるママがたくさんいると思います。
今、悩みを抱えているあなたへ。
ひとりで抱え込まず周りに話をしてみてください。